カナダの学校教育事情をサクッと調べてみた。

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学校が終わった夕方(16時)ごろ、家に帰っているとカフェや図書館で太い本を広げて勉強をしている学生さんをよく見かけます。僕に英語を教えてくれている先生も大学院の勉強で「2週間くらい寝てないね!haha」みたいなこと言ってたので結構大変なんだと思います、勉強。いや、僕もいま大変ですよ。必死です。ということでカナダの学校教育についてちょっと調べてみました。

教育費

まず、カナダは多国籍なモザイク国家なんじゃないかという印象を抱かれる方が多いと思うのですが、福祉国家な面も持っています。カナダ政府は国民一人当たりに多額の教育費を充てていて、数字をみつけることは出来なかったのですが、世界でトップクラスです。その恩恵を受け、高校(公立校)までは費用が全くかかりません、無料です。

財源

財源に関してはわかりやすい文章がありましたので以下ご覧ください。

教員の給与や教材、施設の建造など、学校教育にかかわる費用のほとんどが州政府によってまかなわれ、それに連邦政府の助成金が加えられます。州政府は学校教育にかかわる費用を地域(市や町)の教育委員会に振り分け、教育委員会が地域内のそれぞれの学校に支給します。学校は必要なものを購入するための予算を地域の教育委員会に申告してお金を受け取ります。予算外の教材、例えばコンピュータのような高額なものを購入する場合には父兄(PTA)がお金を集めて購入することがあり、少額のものは教員がポケットマネーで購入することもあるようです。
- 学びの場.comより参照

なるほど。ポケットマネーで購入することもある、ってすごいですね。文章から見るに政府と市民が協力し合っている様子が伺えます。

飛び級制度

カナダには飛び級制度があります。最近では、14歳の日本人少年がカナダ国内のトップ大学5校に合格した、って話が新しいと思います。

カナダだけではなくアメリカ、イギリス、中国あたりも飛び級制度を導入しています。年齢制限は基本的にないです。フランスも年齢制限はないのですがバカロレアという国家資格を取得しないとほとんどの大学に入れない(このバカロレア取得が超ムズイ)ので基本的に通常の年齢(18歳ないし17歳)でバカロレアを取得して大学に進学します。ドイツも同じくアビトゥアという大学入学資格を取得しなきゃいけません(同様に取得するの超ムズイ)。バカロレアについては Ednityブログに書いてたの見かけました。国際バカロレアについてですね。

実は日本でも飛び級制度を導入している大学があります。千葉大学や名城大学、日本体育大学とか。最近だと、成城大学とか昭和女子大学とかでも飛び級あるみたいですね。まだまだ、制度的にも思想的にも寛容ではないみたいですが。

オンライン教育

オンライン教育と言えば MOOCs(Massive Open Online Courses)が有名ですが、カナダではここ5年で Distance Learning と呼ばれるオンラインプログラムに力を入れてきました。正しい手順を踏んで学べば、正式な単位を取得できます。ここが簡単に手順をまとめてくれているので興味ある方はご覧ください。

カナダのSacred Heart大学が今年、学校教育に携わる人たち向けにカナダにおけるオンラインラーニングの実態を調査した報告書を発表していました。これも気になる方はコチラから是非。

IT × 教育に関しては各学校、Wifiが通っていて学校でインターネットが使える〜といった具合なので最先端な技術を導入しているというわけではない印象でした。

おまけ

僕個人としては北欧の学校教育がとても好きです。北欧の子どもたちは日々「選択する訓練」をしています。フィンランドでは小さいころから活字に目を通す習慣がしみついているようで。

やっていることはMBAの教育と本質的には変わらないかもしれません。古賀洋吉さんのブログにも「MBAとは【決断】の訓練の場であり、知識を得るのがメインの場ではない」とあります。MBAとフィンランドの教育を一緒にするんじゃねえ、って方がいたらごめんなさい。選択するということは、それに至るまでの文脈を全て理解して、その上で初めて行なう行為なので(と僕は思っています)。

参考にしました

諸外国の大学入学における要件(概要)

カナダに暮らす14歳の天才日本人

カナダ大学の正式単位をオンラインで

State of the Nation: K-12 Online Learning in Canada

教育界の黒船「国際バカロレア」とは何か?―文科省も認めたプログラムの全貌

教員の自由度が高く、子どもの個性を育てるカナダの学校教育

MBAとはどういう教育なのか